銀盤カレイドスコープ vol.5 ルーキー・プログラム:Candy candy all my rules

読了。

「君のせいだぞ! タズサ!」
容赦ない怒号に抉られるも、なんら言葉は出てこない。
ショックで半ば呆然。彼の顔に、今し方までの優しさは欠片も残ってなかった。
「どう責任を取るつもりだっ!?」
「そんな……」

軽い捻挫で療養中のタズサは、骨休めに京都に小旅行中。その時に出会ったのは、ジュニアで世界選手権を優勝したにも関わらず「フィギュアは女優としての名声を得るためだけ」 と言い切った少女、キャンディ。どこか同じ香りのする彼女とタズサは、京都観光を共にするが――。


うーん、まあまあ。
要は思い上がりをしてる少女が云々、っていう話なんだけど、それよりも豹変するタズサの方が印象に残った。216頁「ああそう、まだやる気なの」 とかマジ怖い。
あと、豹変するエアーとか、豹変する女性たちの示し合わせたやり取りとか。後者のコンビネーションっぷりは上手すぎる。


自伝の名前が「銀盤カレイドスコープ」 だったりして、「そんな設定!?」 と思わず言ってしまった。不覚。