私の愛馬は凶悪です

私の愛馬は凶悪です (ファミ通文庫)

私の愛馬は凶悪です (ファミ通文庫)

読了。

「だからさっきから言ってるでござろうが。謝ればいいでござる」
「だから、それが出来れば苦労はないって言ってるでしょ?」
私はそう言いながら、何か自分でもちょっと違うんじゃないかという気がしてきていた。そうだ、確かにそういうことじゃない。そう思えてきた。
「許されるとか許されないとか関係ないでござろうが。謝りたいなら謝ればいいのでござる。許されたいなら、その後、許されることをすればいい。それだけでござろう?」

毎日違う女の子とえっちしていると噂の射水位里(いみず いり) が、教室で堂々と"予約"の話をしているのを見るに見かねて、説教を始めたのはいいが、事態はどんどん思わぬ方向に――友情にえっちにと迷う高岡霧理の青春物語。


うーん、序章といった感じ。話が進むのは終盤。
基本的に、ROOM のように迷い迷われの話。その辺の核は変わってないと思う。あのグダグダと論理を突き詰めて会話する感じ。弟の「彼女は何も拒まない」 の方は割とストレートだけど。
霧理たち家族の恋愛模様――ってのは特集ページに書いてあったことだけど、今のところ霧理メイン。今のところ、というより終盤かな。弟の話はまだオマケというか、別の話を一個くっつけました、みたいな感じ。まぁ続刊で色々と繋がってくるんだろうけど。


上の特集ページのインタビューで「位里はヒロインです」 とあるのに割と納得。しかしインタビューでほとんどイラストレータさんが答えてるのはどうなんだろう。まあ特集ページとしてはイラスト中心だからいいのかな?