ぷいぷい! 7

ぷいぷい!7 (MF文庫J)

ぷいぷい!7 (MF文庫J)

読了。

あっさり納得してしまう陣に、シエラは噛みついた。
「ちょっと、ここ納得するところなのっ? いくら本を読んでたってふつうの女の子が使えるのは、いつもと違うオシャレで彼をハッとさせる恋の魔法ぐらいのものよっ!」
「座堂のツッコミはいつも、手間ひまかけたウィットが効いてるなあ」
「ふつうここで納得しないでしょ!」

シエラ父を呼び戻すために色々と考えた陣は、京都に向かうことにした。そこに手がかりがあるというのだが……。一方シエラは、両親に連絡がつかないどころか、陣すら電話に出ない行き詰まり状態に、ひとり部屋で悶々としていた。


うん、まあ、いつもどおり面白かった。
ただ、第2話で話のタネを収束させる展開といい、255ページのイラストといい、完結が近い雰囲気ですね……。というかイラスト見たときはこの巻で終わりじゃないかと思ったぐらいです。なんか……ねえ? 少年漫画の打ち切り最終回みたいな雰囲気でした。
まあそれは置いといて、今回の話。124頁「あ、安心しなさいよ……ねっ……!」 あたりも良かったんですが、それよりも第2話で悶え死ぬかと思いました。なんでこんなストレートなんですか……っ! 恥ずかしくて見てられない! 家で読んでてよかったです。
50頁「何てステキな修羅場の予感」 こいつ絶対楽しんでやがるw 112頁「我が愛する妻『オードリー』」 シエラってどう書くのか、未だにわかりません。やっぱ一文字? 239頁「ラノベは至上最大の娯楽、人類最高の至宝」 あまり関係ないですが、作品内でメタ発言をする場合、頭が受け付けない(メタ発言で一気に醒める) 作品とそうでないのがあるのが不思議です。「゜」 はもちろん後者ですが。


1巻の発売から1年半。7巻出したわりには短い方ですかね。ラスト(次の巻?) では今回の第2話のような展開を是非、主人公二人で。期待してます。