銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so

読了。

……頭を占拠するのは最悪の予想図。激しい動悸、汗ばむ体、胸の鋭い痛み。
全ては私の罪――受け止めながら時を待つ。


「次のトリプルアクセルで、頭が真っ白に……」
泣きたくなった。そんな私に容赦なく切られるシャッター、そしてフラッシュ。

五輪ショートが終わり、タズサは奇跡を携えて明日のフリーへ挑む。そこに待っていたのは――。最終巻。


ふう。終わった終わった! いやもう、こんな展開だなんて!
まあ、8巻終わりの時点で展開が速すぎるかなー、とは思ってたけど……あぁ、こういうので来たか……。single 〜からのアレはもう凄かった。あと関係ないけどクワドラプルまでは知ってたよ!
……なんかもう、書くことがないというか。凄かった! としか言えない。色々あって、本当に色々あって、それらが混ざり合って、一元化されて、凄かった! という一言しか頭に残らない。この凄かった! を再分解して一つ一つにコメントを付けるには、量が膨大すぎて面倒くさいし、その再分解はやっぱりどこか無理矢理で、分解の過程で変化が生じて互換したとは言えなくなりそうなので、やっぱり凄かった! という一言でいいんだと思う。


……要は、いちいち読み返して、箇所箇所の感想を思い出して、それを一つ一つ書くのが面倒くさいだけだけど。


余談。
あとがきによると「次の作品はもっと市場原理に向き合います。もっと露骨に」 らしく、実際5/24に「素足のチェリースカ」 というのが発刊されるようで、かなり期待しつつ。チェリーボムみたいなのを。