煌夜祭

煌夜祭 (C・NOVELSファンタジア)

煌夜祭 (C・NOVELSファンタジア)

読了。

「私は客地で死ぬだろう。そこでお前に頼みがある」 彼は大きく息を吐き、眼下の風景に目を向けた。「私にかわり、この島を守ってくれないか」
私は息を飲んだ。胸が熱くなり、涙が出そうになった。この言葉だと思った。私はこの言葉をずっと待っていたのだ。

島を巡り、話を集め、他の土地へ伝え歩く「語り部」。彼らは年に一度、冬至の夜に集まり、語り部同士で火を囲んで夜通しで話をする――煌夜祭。そして今夜、二人だけの祭が始まる。


ううむ。名前を覚えてない。
1つ目の話は割と面白かったんだけど、短編集みたいなもんかと思って、話ごとに本を置いてゆっくり読んでたら、前後の繋がりが分からなくて死亡('A`)
だから逆に、引用文あたりとか、202頁「生きなさい、ムジカ。貴方のその名に恥じないように――」 あたりのそれぞれの話ごとのオチは十分に楽しかった。


……でもやっぱり、きちんと読めばもっともっと面白くなりそうなので、再読予定。