ムシウタbug 5th.夢まどろむ迷子

ムシウタbug〈5th.〉夢まどろむ迷子 (角川スニーカー文庫)

ムシウタbug〈5th.〉夢まどろむ迷子 (角川スニーカー文庫)

読了。

「俺はモルフォチョウの監視任務をこなすだけだ」
「本当のことを言って」
微笑を浮かべる摩理に対し、漆黒の悪魔が黙り込んだ。
「あなたも迷ってるのね。自分がどうしたいか、分からないんだわ」
「……」
「私たちみんな、迷子の集まりみたい」
少しだけ、救われた気がした。

虫憑きの人生を知ってしまった亜梨子は、平和に暮らす”当たり前”の日常に居心地の良さを感じていた。しかしそんな亜梨子の思いとは関係なく、モルフォチョウの号指定をするために監査員"かなかな"がやってきて……。


そろそろ終わりが見えてきたような……。
今回はいつもとちょっと構成が違ってて、普段は「亜梨子と大助の話×3+サブキャラ一人称の番外編」 だったけど、今回は「亜梨子と大助の話×2+サブキャラ一人称の番外編+???」 ……というわけで、転換点の5巻になるのかも。
17.「夢まどろむ迷子」―― もみもみ。
18.「夢操る妖精」―― 本編に出てくるキャラと大助の邂逅。それにしても本編では懐きすぎ(?)な気がするけど……。
19.「夢届ける配達人」―― カットバックドロップターンやってくれるかと思……いはしなかったかな。さすがに。BGMくらいは流れたかも。
20.「夢蘇る一日」―― 最後の大助の一言が面白くもあり、えっと、悲しくも? じゃないな。なんだろ。


亜梨子たち3人と大助の絡みが少なかったのがちょっと残念。……既刊もこんなもんだった気もするけど。