抗いし者たちの系譜 覇者の魔剣

読了。

「貴公はその魔剣の何を知り、何を知らなかった。
理解していたのか?」

不意に墜落した怪鳥。彼が最期に遺した言葉は、「あれは陛下と同じ。魔力吸収」 ――突如の地震とともに出土した魔剣を巡り、三たび陰謀劇が始まる。


相変わらず。でもやっぱり、少しパンチが弱いかな。
といってもまあ、一巻のことはもうほとんど覚えてないからなあ。けっこう面白かったはずだけど……。三巻よりは、もっとこう、裏の裏の裏の裏くらいはあった気がする。多分。
ただ、冒頭で語ったサラの策略を、謀臣の……ハイエルだっけ? が王に説明する154頁「おわかりですか! 浅慮と言ったその意味が!」 とか、その後のハイエルの慟哭と豹変ぶりはいい感じ。以前の世界から一歩踏み切ったキャラは好き。


あとがきで言ってる「すごい引き」 というのが、三巻なのか次巻なのかが判断出来ない……いや、次で終わりらしいから前者なんだろうけど。


余談。
ウィチロポチトリ? ウィチロポツトリ? どっちでもしっくり来るなあ。