リバーズ・エンド

リバーズ・エンド (電撃文庫)

リバーズ・エンド (電撃文庫)

読了。積ん崩。

唯は焦っているらしく、かえって大きな音がした。
何をしているのか、なんとなくわかる。
今、服を脱いだ。
濡れているせいで袖から腕がなかなか抜けないらしい。
服を落とした。
慌てて拾おうとしてる。
あ……こけた……。

始まりは1通のメール。メールを交わすだけの関係から約半年たったある日、転校してきた唯と拓己は初めて顔を合わせる――切なく儚いラブストーリー。


猫は卑怯。
まぁそれは置いといて。なかなか面白かった。思春期の少年少女がほにゃららら、という話、な、ん、だけど……途中から変な方向へ。そして最後は”街一つ消滅のバッドエンド”(※重要ネタバレ) か……。しかも続くのか……。いや知ってたけど。続刊は全部あるんだけど。でもどうにも、「まぁまぁこういうオチでもアリじゃね?」 ぐらいの単発作品に見える。まあ、「1巻で終わってた方がすっきりしてた」 って言われるような延命作品じゃなく、きっちり終わってるから*1、その辺は安心。
129頁「声は出ないんだ」 は卑怯。247頁「過去の記憶が蘇る」 も、前にも書いてたけど、フラッシュバックシーンは大好き。過去を振り切るでも乗り越えるでも、省みるでもなにかを閃くでも何でもいいんだけど。


シリーズ物に手を出す程、積読がなくなってきた。明日は色々と新刊を買うけど、それまではとりあえず2巻読んでおこう。

*1:after daysとか出してるけど。