リバーズ・エンド2 slash the heart

読了。

僕は顔を伏せた。
自分がそう思っていないことを、ここで七海に言いたくなかった。
だけど、自分の心を覗いた時……僕はふいに、別のものを見つけた。それはささやかな光を、しかし確実に放っていた。
僕はその輝きの存在に愕然とした。

あのあと、どこからかやってきたヘリに乗せられ、拓己は救助された。そして今、同時に救助されて未だなお昏睡状態に陥っている唯の傍らで――。


まあまあ良作。良作マイナ。
やっぱり一昔前というか、時代遅れ感が否めない雰囲気だけど、まあ単純にサクサク読めるのは気楽でいいかな。前回のこともあるので、またもや”クラスメイト全滅(炸裂死) エンド” かと思いきや、割とストレートな展開だった。まあ次回以降に持ち越されただけかもしれないけど……。
それにしても貧しい少年の話はやりすぎというか、あからさますぎるのがちょっと嫌だった。しかもそれにちょっと揺さぶられる自分が、負けたみたいで更に嫌だった。中学生の時に読んでたならもっと感動してたかな……とは想像するけど。


先の展開は読めないけど、”伊地知は改心した悪人なイメージで死亡” しそうだなぁ……とか。さて3巻3巻。


余談。
我が家の猫の片割れは常に逃げの姿勢ですが、これはツンデレだったのですか!