ゼロの使い魔11 追憶の二重奏

読了。

「む、むむむ、むむ」
「む、がどうしたよ」
「む、むむむむむ、胸の布、ず、ずずず、ずず、ずらしたら、どど、どうなるのかしら。可愛いに色気がプラス。無敵ね」
「はぁ!?」
「わたし、無敵なんだから。色気プラスで、使い魔いちころなんだから」

無断でガリアに潜入しタバサと母を救い出したルイズたち。罰を受けるためにアンリエッタへ手紙を出したが、その返事は「ヴァリエール家へ来なさい」 の一言だけだった。にも関わらず、なぜかルイズは激しく怯え始める。


いやあ面白い。読んでて暑かった。
また「冒頭で強烈なデレを一発入れてみる → 途中で小さくツン⇔デレを繰り返す → 最後にまたデレで締める」 みたいな展開かあ、とか冒頭の時点では思ってたんですが……まあ読み終わってみると、気にする程のことでもないですね。面白いものは仕方ない。
その辺は既刊と同じだから置いておくとして、今回印象に残ったのは、色々と吹っ切れたサイトとタバサかな。前者は、なんかこう、妙にスカッとしたというか。これはやっぱりあれだろうか。嫌がる娘を無理矢理 (ry に似たような感情なのか。おもいっきり例え悪いけど! 抽象的に言えば、劣等感の反動での優越感、みたいな……。分かりにくいですかそうですか。
後者は、なんかもうね。言ってみれば10巻に渡るツンのデレ解放ですよ。見事にやられました*1。実際は別にツンでもデレでもないけど、まあイメージで。


次はまたタバサの冒険なのかな。まああっちはあっちでいいけど、今けっこういい所だから本編の方が読みたいな。

*1:長門と似てるかも、とか思うけど。※ハルヒ読んでないから全くの想像です。