DEAR2 あの娘を信じる金曜日

あの娘を信じる金曜日―DEAR〈2〉 (富士見ミステリー文庫)

あの娘を信じる金曜日―DEAR〈2〉 (富士見ミステリー文庫)

読了。

「おかしいよ。かなりおかしい。第一、俺が見てるんだから。わかってるの?」
「別に正ちゃんに見られても私は気にしないけど」
「俺は気にするんだよ」
「私は大丈夫よ。だって、正ちゃんは私の弟みたいなもんだし」
「だから、俺が気にするって言ってるの!」

目が覚めると、劇場の客席に居た。そして周囲の人は凍りついたように動かない――前と同じように、正吾は <天使> トーカに召喚され、世界を3回ループする。


あれ、面白いよ?
のっけからROOMの綾さん押しかけ従兄弟が登場したりして、引用文みたいにボケつつも、関係を測り損ねている正吾と秋葉の葛藤、みたいな話。正吾のニュートラルな感じがROOMの健ちゃんと被る部分があるように思ったりして、194頁「それが嬉しいのに、私は怖いの」 辺りからしても、やっぱり新井輝はこういう類の方がいいなあ、と認識。


あとがきで言う「修羅の道!」 が見てみたいなあ、と思いつつ次巻。