DEAR4 貴方に言えない日曜日

貴方に言えない日曜日―DEAR〈4〉 (富士見ミステリー文庫)

貴方に言えない日曜日―DEAR〈4〉 (富士見ミステリー文庫)

読了。

貴博と別れたところで全てが終わる訳ではないということだろうか? 一美はそんな疑問を頭の中に浮かべると、けっこう冷静にそれにイエスと答える自分に気づいた。
「別に貴博だけが男じゃないものね」
でもそう呟くと、一美は目が涙で曇るのを感じた。
「……馬鹿だな、私って」

そこは近所の公園であり、どこか懐かしい空気を持っていた。市ヶ谷一美は、人のいない公園を見て、自分が死んだことに気づく。


それなり。
散々正吾が言っていた「市ヶ谷さんなら上手くやるんだろうな」 の実現ということで、今回は一美がループ。別キャラの掘り下げということで、起承転結で言えば承の部分なんだろうけど……いかんせん続刊がない。転結どこ行った!? あとがきで「編集部までお手紙が来ないと、本当に続編が出ないことにもなりかねない」というような文章があったりするから、自然消滅なんだろうけど。
42頁「ショーゴと秋葉みたいに、その場の勢いであーあーあー!? まあそうかな、とは思ってたけど……ぼかしてたのを蒸し返されるとは思わなかった。


しかしよく考えれば、完結したとしても7巻が最終巻になったかな……。てことは転よりの承だったかも。