涼宮ハルヒの動揺
- 作者: 谷川流,いとうのいぢ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/03/31
- メディア: 文庫
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俺にはややこしくてもう一つスッキリ解消とはいってないが。解ってないのは朝比奈さんもそうであるらしく、メモ帳に線を引きながら、
「これが二時で、こっちが三時、猫さんがいたのは二時から三時……じゃなくて、三十分? ううん? ねこねこ」
とか言いながら困った顔でソバをちゅるりとすすっている。
秋冬冬冬冬……と起こった出来事を記した短編集。
動揺してるのは3話目くらいじゃね?
「ライブアライブ」…… 言ってしまえば善行を積むハルヒにシフトしたかもしれないのに。まぁ、そうすると物語が進まなくなるので仕方ないと言えば仕方ない。
「朝比奈ミクルの冒険 Episode 00」…… 面白かったんだけど、流石に後半はだれてきた。75頁「何かが変わるのでしょう。おそらく、変わるのは……」 は、伏線にしても抽象的すぎて、どんなエピソード持ってきても合致するような伏線なような。
「ヒトメボレLOVER」…… ベタベタ。投げれば拾われるし密着して喧嘩すれば誤解される。ベタベタ。だがそれが (ry
「猫はどこに行った?」…… 5巻の後日談。旅行的にはむしろこっちがメインだったはずだけど。
「朝比奈みくるの憂鬱」…… 261頁「あたしに出させて」 傍から見るとエロい台詞、っていうわけでもなく、単純に、(1巻の「あたしとあんまり仲良くしないで」 もそうだけど) 少しでも関係性を強めないようにしたいという表れなのかも。
長編かと思いきや短編だった6巻だけど、長長短長短短、とくれば次こそ長編のはず。さーて。