涼宮ハルヒの憤慨

涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫)

読了。

「いいじゃないですか。これはこれで楽しい作業ですよ。弱小クラブ活動を守るため、強大なる生徒会と抗争する高校生達……」
古泉は薄気味悪くなるほど爽やかな遠い目をして、微笑み直した。
「実は僕はこういうスクールライフを夢に描いていたのです」

3月。学期末の今になって、生徒会が文句をつけてきた。ただしハルヒ戴くSOS団にではなく、部員一人・部活動一切ナシの文芸部に、である。


不覚にも笑ってしまった。
長編かと思いきや、(2編しか入ってない) 短編集だった。そして、口絵のカラーイラストを見るだけで何が起こっているか想像つくほどの、テンプレ通りの生徒会絡みの話。――かと思いきや、引用文の直後に続く台詞「お前の自作自演でな」 って。なんてこったい見事に騙された!
74頁「反復横とび」 、153頁「えーと、見られたのかな?」 、265頁「それは、禁則事項」 あたりでいちいち笑ってしまった。不覚。あと”ジャン・ジャック” は丸っきり見透かされたw 阪中の親父さんとハルヒと同センスか……。


長門の無題1,2,3はまた伏線かな……。わかんないけど。