超鋼女セーラ センパイとボクの黄金週間 [前編]

超鋼女セーラ3 センパイと僕の黄金週間 前編 (HJ文庫 て 1-1-3)

超鋼女セーラ3 センパイと僕の黄金週間 前編 (HJ文庫 て 1-1-3)

読了。

「じゃあもうひとつもらうね」
バスケットに手を伸ばす茸味。首肯するサァラは、目を閉じて独り言のようにつぶやく。
「……そうか、瀬戸茸味は、わたしのことを好きだというのだな」

遂に「超鋼機武闘会」 が始まった。まずは4ヶ月間に及ぶ県別予選で、街中で敵と出会えば戦闘が始まるエンカウント方式を取っている。そして茸味とセーラはというと……もちろん、そんなことはお構いなしにラブラブっぷりを発揮していた。


うん、期待通りのアレでした。
しまった、電車の中で読むんじゃなかったよ。忘れてたけど、この本は部屋で一人、ニヤニヤしながら読むタイプでした。まいった。1,2巻のこともほとんど覚えてなかったしなあ。

あーん
あの……セーラ先輩?
あーん
えっと……先輩?
あーん
(41頁)

うわあああああああああああ。
こっちが恥ずかしくなる位の直球を投げてくる、ということも忘れてました。40頁「殺意しか浮かぶまい」 とか言ってますが、実際『幕間・セーラ→茸味への電話』 で地の文なしに*1会話だけ見せられると、残念ながらその通りだと言わざるをえません。
あと『幕間・千美絵→絢乃への電話』 がフリも何もない唐突すぎるオチで笑ってしまいました。あまりに唐突すぎて、後編への伏線かと思ってしまったくらいです。


早々に”脱落したと思われた千美絵の復活” もなかなか楽しめましたし、後編も楽しみ。っていうか買って部屋で開けるまで前後編ってこと気づかなかったよ!




余談。
”タケミ” の漢字をタイプする度に「きのこあじ」 と入力してしまうのが、一人おかしくて仕方ありません。なんだろうこれ。全然、全っ然面白くないのに、『まくあい・せーら→きのこあじへのでんわ』 とか書き出すと笑えてきます。


余談2。
口絵1ページ目、セーラの背後に黒いオーラが……「これは、修羅場の予感!?」 とか思いましたが、読み終わってから見返すと、普通に”桜の木の幹” でした。


余談3。
271ページの挿絵。表紙と同じく、サァラが描かれてるんですが*2、激しく既視感が。誰だ誰だ、誰だっけ? 絶対見たことあるんだけど……と考えること数分、やっと思い出しました。

そうそう、これこれ。似てる……よね。多分。

*1:茸味やセーラの視点ではなく、第三者の視点で。

*2:こんなロリっ娘だったのか。