食卓にビールを3

読了。

「脚の形で新しい世界が見えるわけ?」
旦那は釈然としないらしい。新しい世界? うーん。
「実はに、人間は鳥の子孫だったとか。新説発表で生物史に一大センセーションを呼び起こす! てのはどう?」
「はい、ダウトー。それは今、言いながら考えたことです。手段が目的になってます、終了ー」

超マッタリ幼な妻SFコメディ、第3弾。


ダメだこれ、面白すぎる。
もうSFとかどうでもいいよ。完全にコメディだよ。今頃気づいたよ。SFの話は、多分わかる人にはわかる、というぐらいの味付けレベルだと思うんですが、この巻ではデフラグの話辺りが完全にお手上げでして、わからない話はわからないとしてスッパリ諦めよう! と思い直してなお面白かったんです。これはもう、素晴らしい、の一言。ブラーバ!
45頁「うひょっ、うひょひょ」 なんて女子高生が言うんじゃありません! 100頁「ボケ返しに出やがった!」 なんて幼な妻が言うんじゃありません! 175頁「はあはあ、息が荒くなっちまうぜ!」 なんてうら若い乙女が言うんじゃありません! ……あ、でも「小説家」 なら全部OKかも?


俄然、続刊が楽しみになってきた。期待期待。