アキカン！ 2缶めっ

アキカン!〈2缶めっ〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)

読了。

「まぐぼぐ、むぐ、いやはや青春というのは――は、は、はっくしょんファック！ いいものだね。ふ、ふ、ふぁっくしょんファック！ ぶぁああっくしょんファック！ ……失礼。少し冷えてきたな」
「……なんですか、その語尾」
「くしゃみの後によく『畜生！』 とか叫ぶだろ。それを英語に訳したまでさ。は、は、はっくしょんファック！」

前回の約束を果たすため、カケルはなじみと「イル・フロッタント」 なる施設へデートに行くことになった。またそれを知ったメロンは人知れず尾行を開始するが、現場では同じくなじみを尾行するエールが――。缶全無欠のすっからかんラブコメ、第2巻。

うん、普通に面白い。
前情報では変態的なアレだというイメージだったんですが……それ程でもないかな？（あれ？） というよりむしろ、後半のシリアスなノリのイメージが強いというか……。椅子のくだりをネタバレしてたっていうのもあるかも。まあまあ、細かいことですね。
36頁「ご主人ちゃまァ！ ――ってなんでやねん！」 そこはカケルがフォローだろ（あれ？） とか、84頁「キール」 てそのまんまｗ とか、172頁「面白くないよカケルちゃん」 その冷静さに吹いたりとか、226頁「揺花が無言で、砂時計をひっくり返した」 主人公二人そっちのけで、こいつの行動が一番ツボなんだけどとか、244頁「後ろからメロンを抱きしめた」 なんという古典的青春ドラマ。ベタベタ。だがそれが　(ry

全編これラブコメで、終わりの方に一撃九殺！ みたいな敵が出てきてますが、割とどうでもいいですね。3巻は10月ですが、スーパーダッシュは下旬発売だから詐欺っぽくて嫌いです……。期待。