ラブ★ゆう

ラブ・ゆう (ラブ・ゆうシリーズ) (スーパーダッシュ文庫)

ラブ・ゆう (ラブ・ゆうシリーズ) (スーパーダッシュ文庫)

読了。

「人を幸せにできれば、私もうれしい。私は勇者だからな」
「ゆうしゃ……?」
「そうだ、勇者だ」
ロザリーは、女の子の頭をゆっくりと撫でた。女の子は、うれしそうに目をつむった。
「私は、あなたを幸せにできたか?」

テレビから女の子が出てきた。それは今まさにプレイしていたゲームの女主人公そっくりで……タンスを開け、花瓶を割り、「…………」 と返答されると会話を切り上げる――まさに『勇者』 だった。


まあ第一印象どおりのアホ小説でした。
レベル99で全パラメータが300超えの中で、何故か「かしこさ 40」 な女勇者がゲーム世界からやってきましたよ! 現実世界の常識は一切通用しませんよ! という話。
あとお隣さんの従姉とツンデレ*1がサブヒロインというか、三角錐の頂点に主人公、みたいな感じで。家オンリーの従姉と学校オンリーのツンデレ。とは違い、四六時中べったりな女勇者がわずかに有利? とか思ってましたが、その縛りもけっこう緩かったですね。


まあまあ、面白くなくもないけど? って感じ。たしか続刊でなかなか好評価になっていった気がしますので、次に期待。

*1:キャラ紹介に「〜〜。〜〜。ツンデレ。」 でしめられてて笑った。その言い方はどうよ、と思ったけど、読んでみればまあ妥当かな……と。