タロットの御主人様。 2
- 作者: 七飯宏隆,YUKIRIN
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/09/10
- メディア: 文庫
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「す、少し席を外すわ。あなたは食事を続けなさい」
そのまま小走りに行ってしまう。……なんだ? 怒ってるって感じじゃなかったけど……?
「『素直な方がずっとかわいいよ』」
突然、後ろから渋い声で言われて、俺はぎょっと振り向いた。
「彼 の口癖だった」
タロット”隠者” と”節制” の「御主人様」 となってしまった秋人。彼の「持ち札」 たる結夏と香澄とで、共同生活――もちろんタロットからの襲撃に備えるため――が始まった。だが、一向に新しいタロットは現われず……?
意外に楽しめた。
1巻はどこかぎこちない印象を受けたけど、2巻は全く問題なし。良い感じに三角関係なラブコメになってました。まあ(※重要ネタバレ)”いまや五角” ですけどねっ! なんて恐ろしいポテンシャル……っ! 1巻では「おいおい22人とキスするのかよHAHAHA」 とか軽い感じで思ってましたが、”ようやく実感が沸いてきま” した。
31頁「こんな生活を続けてたら、絶対に死ぬ」 死ね! いっぺん死ね! 83頁「せめて好きなように自滅させてあげるのが親心ですものね」 素敵な親心ですね。137頁「おとなしそうに見えて意外と……?」 よくあることです。だがそれが (ry 240頁「恐ろしくドスの利いた声」 よくあることです。だ (ry
うん、これは次も楽しみになってきましたよ。期待。
余談1。
また口絵のカラーイラストで主人公に目が……! とか思ってたけど普通に描かれてました。あと「どう見てもハングドマンです。本当にありが (ry」 とか思ってたら見事に吊られ 釣られてしまいました。
余談2。
最初の挿絵のモノクロイラスト、三人の顔が描かれてるんですが……これ、実は兄妹だったとかそんなオチ? 姉弟?
余談3。
寡黙で渋いオッサン・デュース。需要としては真逆ですがちょっとだけ期待してたり。でも”アメジスティアが心配なのか、単なる監視対象なのか” は微妙なところですね……。