ムシウタ 03. 夢はばたく翼

ムシウタ03 夢はばたく翼 (角川スニーカー文庫)

ムシウタ03 夢はばたく翼 (角川スニーカー文庫)

再読。

「あのね、夕ちゃん。自分でやりたいと思うのは、大切なことだと思う。でも前に言ったよね? 本当にやりたいことって、一人でなんてできないんだって……」
「でも……」
詩歌は、夕から初季へと視線を返る。初季の肩がピクリと動く。
「誰かを信じるのって、自分一人でやるより勇気がいると思うんだ」

塾の帰り、夕の視界に入ってきたものは、倒れた人の脚――それは、”ふゆほたる” に次ぐ欠落者からの復帰、”センティピート” が再び欠落者になった姿だった。彼の思いと謎のディスクを受け取った夕は、ディスクと共に特環に追われることに――!


さすがにパワーダウン。
それでも300頁「ありがとう」 の初季あたりはジーンときたり、379頁「完敗ですねぇ、これまた見事なまでの」 の柊子さんの一撃とかは面白かったですが。まあ本来の再読の意味は、忘れかけてた設定の補完ですし、こんなもんでしょう。
あ、それとセンティの想いもなかなか良かったですね。でもこれは、初読のときは「センティピート? 誰それ?」 って思ってた*1ので、この部分はある意味初読に近いかも。


やっぱり4巻もちょっと読みたくなってきましたが……後にしましょうか。

*1:というかアニメと00.巻を見てなかったら、多分また「誰それ?」 と言っていたと思います。