バッカーノ! 2002【A side】 Bullet Garden

読了。

「なっ……!」
「大丈夫だよ、フィーロお兄ちゃん」
チェスはフィーロの耳元に口を近づけると、少し大人びた微笑を浮かべながら、意地悪そうに呟いた。
「僕、船の中ではなるべく二人を邪魔しないようにしてあげるし、夜は映画館にでも篭っててあげるからさ」
「っ! っっっ……!」

豪華客船 《エントランス》 で、日本に行くことになったフィーロ・エニス・チェスの3人。平和な家族旅行となるはずだった船旅だったが、チェスは嫌な予感を覚えてしまう。あの列車と同じような感覚……そう、あの人生最大のトラウマ 《線路の影をなぞる者》 を。


86ページのエニス(90歳) が色っぽいよ!
そしてフィーロが可愛いよ! 結婚20年目にして新婚風……っ! お得ですね(何が?)。そして今さら1巻のキャラを使ってくるという。しかもそいつのファミリィネームが”スプロット” 。バッカーノ! 人物表 / Cinematografoで調べるとファーストネームだけなので、後付設定っぽいですけどね。
そして2002でも不死者の面々は全く変わらない訳ですが、そうでないメインキャラも居たわけで……なんだか、”クレアが90歳” という事実は(やってることは変わらないみたいですが)、もの悲しくあります。さすがに2010年代以降とかには登場させられそうにないので、多分2000年代が最大っぽそうですね。


【B side】 の舞台が姉妹船 《イグジット》 だとして、またもや上中下巻構成になりそうな予感。不安ですが、まあ連続刊行なのでちゃんと上下でしょう。たぶん。




余談。
「ねえアイザック」 「なんだいミリア!」 の掛け合いで自然にアニメの声が脳内再生されたのにワロタ