食卓にビールを 4
- 作者: 小林めぐみ,剣康之
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2005/09
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 15回
- この商品を含むブログ (65件) を見る
「なーんでそう頭っから信じないかなあ」
「だって、なんかあんたの発言って信じちゃいけねえ気がすんだもん」
「そうそう、口からの出任せがすごくうまそうなオーラが見える」
やあ、さすがは宇宙人の端くれ、よくぞ見破りましたな。私はよく旦那に、「あなたの発言は20パーセントが真実、10パーセントが嘘、残りはボケのツッコミ待ちです」 と評されるのです。
高校生の夏休みといえば、部活の夏合宿! 我らが人妻女子高生ヒロインの所属する文芸部でも、「夜のしじまをゆけ〜百鬼夜行探訪」 をテーマに学校の合宿所で行うことになったわけです。で、うら若い少女たちが夏の夜に集まってやることといえば、当然“怪談話”。さっそく妖しげな儀式をしてみると、なんと人間が一人増えていて―!?
なんというシュール。
もうなんか1巻の時に「宇宙人と地球人が共存しているのが当たり前の世界なのか、それとも旦那だけが知らないのか」 と迷ったわけですが、4巻を見るに前者のような気がします。おそらくは。
一番笑ったのは45頁「旧姓はヤンマーさんとか言いませんか」 ですね。ただ後半は失速気味というか、ちょっとこのゆるギャグ展開に慣れてきた感じです……。微妙にネタが分からなかったりもしたし。
これ、6巻で終わりだそうですが、特に本筋もない、本当にただの短編集で終わるっぽいですね。人妻女子高生ヒロインの事情は明かされるのでしょうか。知りたいような、明かしてほしくないような……。