食卓にビールを 4

食卓にビールを〈4〉 (富士見ミステリー文庫)

食卓にビールを〈4〉 (富士見ミステリー文庫)

読了。

「なーんでそう頭っから信じないかなあ」
「だって、なんかあんたの発言って信じちゃいけねえ気がすんだもん」
「そうそう、口からの出任せがすごくうまそうなオーラが見える」
やあ、さすがは宇宙人の端くれ、よくぞ見破りましたな。私はよく旦那に、「あなたの発言は20パーセントが真実、10パーセントが嘘、残りはボケのツッコミ待ちです」 と評されるのです。

高校生の夏休みといえば、部活の夏合宿! 我らが人妻女子高生ヒロインの所属する文芸部でも、「夜のしじまをゆけ〜百鬼夜行探訪」 をテーマに学校の合宿所で行うことになったわけです。で、うら若い少女たちが夏の夜に集まってやることといえば、当然“怪談話”。さっそく妖しげな儀式をしてみると、なんと人間が一人増えていて―!?


なんというシュール。
もうなんか1巻の時に「宇宙人と地球人が共存しているのが当たり前の世界なのか、それとも旦那だけが知らないのか」 と迷ったわけですが、4巻を見るに前者のような気がします。おそらくは。
一番笑ったのは45頁「旧姓はヤンマーさんとか言いませんか」 ですね。ただ後半は失速気味というか、ちょっとこのゆるギャグ展開に慣れてきた感じです……。微妙にネタが分からなかったりもしたし。


これ、6巻で終わりだそうですが、特に本筋もない、本当にただの短編集で終わるっぽいですね。人妻女子高生ヒロインの事情は明かされるのでしょうか。知りたいような、明かしてほしくないような……。




余談。
絶望した! 表紙イラストにちょっとだけドキドキワクワクした自分に絶望した!