れじみる。Junk
- 作者: 藤原祐,椋本夏夜
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/12/10
- メディア: 文庫
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「……待てよ」
正直なところ、もう少し見ていたい気もする。
「だいたい殊子の奴、普段から調子に乗りすぎだ。ここらで一度里緒に懲らしめてもらった方がいいかもしれない。里緒に恐怖を覚えるようになれば、僕もあいつを扱いやすく……」
「あら晶さん、心の声が口から出てるわよ」
『虚軸』 に関連した事件が終わり、狭間学園に平穏が戻ってきた。今日からは文化祭。硝子も楽しむつもりだったが、変わってしまった蜜のことが少々気がかりで……過去のほのぼのエピソードも加えつつ、「レジンキャストミルク」 番外編第二弾。
すごく……Junk です……。
まあつまり、かなり楽しかったということです。内容的にも媒体的にも(イラスト多い) 電車の中では読めませんね。
過去編ばっかりかなと思ってましたが、それぞれの過去編の間にインターミッションとして時系列的に最新である文化祭の話があり、最後には1話、そのまま続いてラストの短編が入ります。この話がまた……。
それはそれとして、BONUS TRACK であるところの「レジンキャスト病棟」 「レジンキャスト喫茶」 が暴走しすぎてて吹いたw 電撃の公式海賊本に載ってたものなので、これ目当てで買った人のことを考えると申し訳なくもない……とか読む前は思ってたんですが、読んでて「もうそんなのどうでもいい」 ってくらいに面白かったです。特に”フリーダム(注:〜〜だけを指す)” とか。「いぬかみっ」 は読んでないのでそのネタは分かりませんでしたが。
新シリーズは執筆中ではなく準備中ということで、まだ少しかかりそうですね。気長に待つことにします。「ヒロインが人肉を食う話を書きたいんですよ!」 は流石にボツになったのかなw
余談。
それにしても、相変わらずイラストが凄いことに。他に類を見ないほどの大量っぷりです。「書き下ろし&描き下ろし大量収録」 の文句は伊達じゃありませんね。
余談2。
口絵のカラーイラストの中の1枚、終わってから見直してみると巧妙に伏線が……! 描き間違えたってわけじゃありませんよね。