クジラのソラ 02
- 作者: 瀬尾つかさ,菊池政治
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2007/01
- メディア: 文庫
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「くっ、来るな! あっちいけバカー!」
「そう嫌がるなって。別にいじめたりしないから、仲良くしようぜー」
「英語わかんねーよ日本語しゃべれよバカーっ! だいたいロクなこといってないのはわかるけど!」
「だからそうびびるなよー。あたしは平和主義者だぜ。ノーウォー、ノーウォー」
異星人 <ゼイ> の無敵艦隊により課せられた一つのゲーム。そのアジア大会を突破し、ワールドグランプリに進んだ雫たち <ジュライ>。だがその1試合目で、ゲームの参加者が死亡してしまう。
1巻よりはすっきりしてたかな。
まあつまり読みやすかったということで、設定とか展開とかが分かりやすかったということですが。ただそれ以外はわりと1巻から変わってなくて、全体としては微妙かな……。やっぱり一歩ひいたような視点から抜け出せません。
ただ、274頁「わたし、雫の力が欲しい。雫に助けて欲しい。雫、お願い」 はなかなかぐっと来ました。わざわざ名前を連呼するあたりが、小憎らしいテクニックですね。
うーん、何が足りなくて面白くないのかさっぱり分からないので、このまま読んでも惰性で同じ感想になりそうな予感がしますが……3巻は買ってあるので、とりあえず読んでみます。