クジラのソラ 03

クジラのソラ〈03〉 (富士見ファンタジア文庫)

クジラのソラ〈03〉 (富士見ファンタジア文庫)

読了。

「うー、むー。うう、アリスの方が体形も頭もいいもんね。わかってるもん。わたしに勝ち目ないもん」
「いじけるなよ」
「――アリスの方がいいってことは否定しないんだね」
「何でそうなる。待て。論理的に話をしよう
「論理なんて知るかー! 数学なんてアリスにくれちまえーばかー!」

空を見つめ、聞こえてくる声に耳を澄ます冬湖。そんな様子に雫は不安で仕方がないが……どうしようもなかった。そんな中で臨んだワールドグランプリ準決勝の前、相手チームの《アギーラ》 の前回のプレイを観た冬湖は「お父さん……お母さん……」 と呟いた。


うん、まあ……普通。
やはりというか何というか、あまり感想が出てきません。これは困った。何故こんなにも淡々としてるのか自分でも分かりません。最後は割とアレな感じで終わってるのですが。
ただ、174頁「わかれ! 冬湖はいなくなった! もういないんだ!」 とか、315頁「だけど。一度だけ、空を見て」 あたりはなかなかグッときたと思うんですが……読み終わってみるとアラ不思議、そういった”熱” みたいなものがほとんど醒めているのです。ほんと不思議。


4巻どうしよう。今ここで読まずにいると、余計に面白さが減ってしまう気がするのですが……。