アレクシオン・サーガ <橋の都市>にて

読了。

「わかった。信頼しよう、ヘロディア
少女が褒めてもらいたがっているのを悟って、アレクシスは苦笑しながら彼女の黒い髪を撫でてやった。
「これからはもう少し、ヘロディアに頼ることにするとするか。――しかし老シレノスも言っていたが、今のヘロディアの姿も十分にかわいらしいと、俺は思うが」
「な、何を言う、このような時に!」

<叫ぶ氷原> での冒険を終え、アレクシス一行は <火のお告げ所> の入り口となる <橋の都市> に辿り着く。しかし陰謀に巻き込まれたアレクシスは誘拐犯とされてしまい……。


うん、面白かった。
やはり五代ゆうは鉄板ですね……。まだ6本しか読んでませんが。
今回は1巻のような魔物はおらず、着いた先の都市での腐敗と貧富の差が云々……という感じ。そして1巻とは違い、ヘロディアが存分にかわいい活躍をしております。ただ、物語的にジョーカー並に強いので、頼りっぱなしのアレクの先行きが少し不安ですが……。ヘロディアのおかげでバッドエンド直行フラグをいくつ回避したことかw
196頁「(真に汝があの剣の主であるならば――)」 なんという燃え展開。209頁「逃げよ! 逃げよ!」 燃え展開2。フォーチュンテラー3巻にも似たようながあったような気がします。


2巻にして、起承転結の起の左のつくりのみらしいです。短くても12巻、順調にいけば16巻構成ってことですか……。今からwktkが止まりません。次も期待。