円環少女 1 バベル再臨

円環少女 (角川スニーカー文庫)

円環少女 (角川スニーカー文庫)

読了。電撃の新人がどれも面白そうな件について。でもとりあえず「藤堂家〜」 だけ。

笑えないことに、話がちがうと責められているのは、きずなの世話もまかされた彼自身なのだ。
「好き嫌いでモノ言って何が悪いの? ええそうよ、あたしは。せんせーから見たら子どもなんでしょうけど、それでもあたしは女なのよ!」
小学校の国語の授業が、お昼の奥様相談になりつつあった。

幾千もの魔法世界から <地獄> と呼ばれる世界――地球。視ただけで魔法を消去される恐るべき世界。鴉木メイゼルは、元の世界で犯した罪のために <地獄> に堕とされた刻印魔導師である。彼女の受けた刑罰は、<地獄> にて100人の敵対魔導師を倒すこと――。


そこそこ。
文章が読みにくくて仕方ありません。この前の「ガラクタ・パーツ」 ほどではないにしろ、読んでいて無駄に集中しないといけないってのは、ちょっと面倒です。それに、この変な文体が原因なのか……魔法体系やら異世界やらにしっかりとした設定があるくせに、戦闘での描写がいまいち伝わってきませんでした。
ただ、ライトノベル三大ロリとしては唸らざるを得ませんが。「面倒みてね」 って言ったり自作のシグナルサインを授業中に送ったり、おもいっきりテレビな話をしたり。しかも、今回はあまり目立ちませんでしたが、真性サドだったり。……強力すぎる。これだけで一見の価値ありですよ。


とりあえず3巻まで買ってあるのですが、気が進まないことこの上ありません。1巻だけでも4時間くらいかかっちゃったし……。まあぼちぼちと。