円環少女 1 バベル再臨
- 作者: 長谷敏司,深遊
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/08/31
- メディア: 文庫
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笑えないことに、話がちがうと責められているのは、きずなの世話もまかされた彼自身なのだ。
「好き嫌いでモノ言って何が悪いの? ええそうよ、あたしは。せんせーから見たら子どもなんでしょうけど、それでもあたしは女なのよ!」
小学校の国語の授業が、お昼の奥様相談になりつつあった。
幾千もの魔法世界から <地獄> と呼ばれる世界――地球。視ただけで魔法を消去される恐るべき世界。鴉木メイゼルは、元の世界で犯した罪のために <地獄> に堕とされた刻印魔導師である。彼女の受けた刑罰は、<地獄> にて100人の敵対魔導師を倒すこと――。
そこそこ。
文章が読みにくくて仕方ありません。この前の「ガラクタ・パーツ」 ほどではないにしろ、読んでいて無駄に集中しないといけないってのは、ちょっと面倒です。それに、この変な文体が原因なのか……魔法体系やら異世界やらにしっかりとした設定があるくせに、戦闘での描写がいまいち伝わってきませんでした。
ただ、ライトノベル三大ロリとしては唸らざるを得ませんが。「面倒みてね」 って言ったり自作のシグナルサインを授業中に送ったり、おもいっきりテレビな話をしたり。しかも、今回はあまり目立ちませんでしたが、真性サドだったり。……強力すぎる。これだけで一見の価値ありですよ。
とりあえず3巻まで買ってあるのですが、気が進まないことこの上ありません。1巻だけでも4時間くらいかかっちゃったし……。まあぼちぼちと。