タロットのご主人様。3

タロットの御主人様。〈3〉 (電撃文庫)

タロットの御主人様。〈3〉 (電撃文庫)

読了。

覆いかぶさるように顔を近づけてきて、
「怖がることはありませんわ、秋人様。私が全部して、、さしあげますから……」
うっすらと頬を上気させた藤子様の、濡れたような声。
熱い吐息がそっと耳をくすぐる。
も、もう駄目だ!?

夏といえば海。そして臨海学校。秋人はタロットの襲撃を警戒して息つく暇もないが、せめてもと彼女たち――我が家に住む4人のタロット――に束の間の休息を楽しんでもらおうと、意気込みを見せる。だが彼女たちの暴走は止まることなく、はやくも孤軍奮闘の様相を呈しており――?


さすがに混然としてきたラブコメ。まだ4人ですよ?
番外編でした。あまりそんな感じはしないのですが、確かによく見てみれば、残り25ページになるまでタロットバトルが一切出てきてませんでした。これは確かに番外編……。というかこのままだと、22人の予定は確実に無理で、どこかで超展開にならざるを得ない気がします。
それはともかく、今回スポットに当たるキャラは表紙にもあるように三崎美咲(サンザキミサキ)、前回で仲間入りしたホイール・オブ・フォーチューンのメガネっ娘です。しかしスポットが当たってるにも関わらず、魅力がそれほど増大してないように感じるのは、単に相性の問題でしょうか。もうちょっとデレがあってくれても良かったのに……! まあその分、エロすぎるカラー口絵のシーンはけっこう強烈なのですが。


4巻は早々に出るようで、ここらで男タロット登場らしいです。”というか猪熊が"太陽"” とか言ってたけど、まさかそのままの意味じゃないですよね。それはそれで面白そうな気がしますが。




余談。
2巻で仲間入りした藤子様のキャラが、どうしても「ラブゆう」 の撫子を彷彿とさせるんですが……。まあ、あっちは足を舐めさせるぐらいマニアックで、こっちは箱入りなのですが。