メイド刑事 6

メイド刑事 6 (GA文庫)

メイド刑事 6 (GA文庫)

読了。

「ありがとう、ルカ」
葵はルカの頭をなでた。
「あなたはもう、りっぱな、そう、パートナーね」
「おいら、パートナーっすか」

貴美香が電話をかけてきた。大臣のお忍びの保養の予定を知っていた貴美香に、葵は、思惑通りと知りつつも大臣の護衛につくことになった。風光明媚であるはずの温泉地には、狡猾かつ緻密な罠が張り巡らされていて……。


うーん、まあ、普通。
第13話の料理対決は、典型的ないい話で*1笑った。第14話は、ついに木ノ上との対決! というわけなんですが……うん、冒頭から”小物臭” がかなり出てたので、盛り上がりに欠けるのも仕方ない気がします。
18頁「今から二十五年前、俺はたったの四歳だった……」 あたりで完全にコメディキャラだと油断してましたね。193頁「皆さんは……プロだ……」 引き立て役の台詞ですねw 257頁「なぜ、私は……ただの使用人なのに」 まあ方向性が違うので仕方ありませんが、こっち方面の話題はここら止まりかなあ……とは思います。残念。


でも、よくよく考えると「一昔前のドラマ」 としての感じは出てるので、それはそれで凄いことなのかも。普通だ、とか盛り上がりに欠ける、だとかは無粋なのかもしれません。そうは言ってもゆるい話が好きなので、次の巻には期待せざるを得ませんが。

*1:不覚にもうるっとしてしまった自分に