魔女の生徒会長 2 超悦者ジュリエット

読了。

「我ら数戯忍者は花も盛りの戦国時代にかの毛利元就に仕え、目覚しい働きを遂げた座頭衆の末裔!! い、い、伊賀だの何だのは歌舞伎や小説で人気だからってちょびっと有名になったで御座るがねっ、忍びにとっては名前が売れるってことは三流の証拠!」
拳を握り、身を震わせ、やはり逆さまなまま。
「忍んでこそ忍び! 忍んでこそ忍び――で御座るよッ!!」

帝都世紀末学園――無法がはびこるこの学園でも、学園祭は行われる。魔女の生徒会長・剣シロオはB校舎に確固とした秩序を築くべく、「B校舎最強決定戦」 の開催を宣言する――胡散臭いものいっぱいのバトルロイヤルが始まった。


なんか面白いよね。
「冒頭から四天王登場、でも数ページでフルボッコ」 なんていう展開に、そういや1巻のあとがきで少年マンガ的な〜とか言ってたような、なんて思って油断してると、無駄に重い展開っと。やっぱ日日日は一味違います。割とよく聞く有名な台詞を瀕死のキャラに喋らせたりとかね!
195頁「も、も、揉んでよミッくんっ!!」 1巻で敵だったオセロなんですが……萌えキャラとしてもバトル要員としても使える便利キャラに。っていうかこんな懐いてましたっけ? 287頁「友達思いのコロチカくん、、、、、、、、、、、は、がんばっていた」 何この好感度アップ作戦。いい奴すぐる……。


「美少女蹴る蹴る痛快娯楽」 の名の通り、適当に眺めてても楽しい話。割と好きです。次は先輩の話かな? 期待。