戦う司書と雷の愚者

戦う司書と雷の愚者 BOOK2 (集英社スーパーダッシュ文庫)

戦う司書と雷の愚者 BOOK2 (集英社スーパーダッシュ文庫)

読了。積読くずし開始。

あの人はきっと、淡々とノロティの報告書に目を通したあと、
「よし、わかった。ところでこのあと一杯どう? 最近いい店を見つけたんだ。お酒飲めたっけ?」
と、にこにこ笑いながら言ってくるような気がする。そういう人だ。
そして笑いながらこう付け加える。
「あと、君クビだから。そのあたりよろしく」

前回の事件から半年以上が過ぎた。複雑な手を使ってハミュッツを討ち取ろうとしていたシガルを倒したことで、一応は安堵していた武装司書たちだったが、ある日神立バントーラ図書館が真正面から襲撃を受けた。


うん、面白かった。
1巻読んだのがかなり前なので、苦手なカタカナ固有名詞に「あれ、これ1巻で出てきた人だっけ?」 とか色々考えたんですが、さすがに今回は wikipedia に頼るわけにもいかず、そのままで通すことに。それでも面白かったんで、問題なかったようです。触覚糸とかさっぱり忘れてますけどね。
予感してたことですが、やっぱりほぼ1話完結ですね。今回も1巻と同様、本筋と関係ない脇役が光ります。240頁「(お前みたいな馬鹿野郎はな、生き延びちまえばいいんだ)」 あたりですね。それはともかく、この241ページのイラストが、涙目になりながらマウントポジションで男をフルボッコにする女の子、にしか見えないんですが。マニアック。


しばらくまとまった新刊が出ないので、一気に読んでいくつもりです。さて3巻3巻。