戦う司書と虚言者の宴
- 作者: 山形石雄,前嶋重機
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/08/24
- メディア: 文庫
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わざと蹴られたのか本気なのか、マットアラストは尻餅をついた。さらにマニはマットアラストの頭を平手で殴った。その拍子に帽子が飛んで、地面に落ちた。
「この!」
「な、なんだいったい?」
マニはマットアラストの頭をぼかぼか殴る。
「兄ちゃんに何したの! この! この!」
宿敵・神溺教団を滅ぼして半年が過ぎた。武装司書たちは年に一度の忘年会で、全てを忘れて楽しんでいた。一方その半年前、マットアラストはオリビア抹殺の命を受けてオリビアを探していた。しばらくしてそのオリビア本人からマットに手紙が届いた――。
小休止にして第二部スタート。
といっても冷戦状態なわけですが。っていうか、ここまで来て”主人公登場って、今までの全部前フリ” ですか!? 壮大にも程があるよ……と思ったけど、黄昏色の詠使いシリーズもそんな感じでしたね。
やっぱり前回と同じく、冒頭で吹きました。”抹殺とか言いながら普通にパーティにいるし”。あとヴォルケンがどこまでも報われないのがちょっとショックでしたが、70頁「それは、こいつが離してくれなかったからさ」 は申し訳ないけど笑った。あと199頁「「トイレよ。待ってなさい」 そう言いながら、ハミュッツは執務室の窓を抜けて屋根に上る」 にも。屋根で立ち小b
最後の名探偵による解答はすごかったですね。光明は一筋繋がった模様。さて8巻8巻。……は来月か。楽しみ。*1