学校の階段 8

学校の階段8 (ファミ通文庫)

学校の階段8 (ファミ通文庫)

読了。

「神庭君の練習に付き合ってくれるんですって」
「あんたのためじゃなくて、勝一のことが心配だからよ」
「あ、これはツンデレじゃなくて本当に波佐間君を想ってのことみたい」
「……あんた、ムカツクわね」

生徒会長となった幸宏は、山上桔梗院との対決も控えた状態で、忙しさのピークに達していた。そんな中で見た中学時代の波佐間がプレイするバドミントン映像は、圧倒的なまでの能力を示していて――。


面白かった。最近のは好調ですね。
今まで隠されていた波佐間の過去が明かされ、幸宏に対戦を申し込んだ事情が知らされます。まあつまり、2〜4巻あたりが部員ごとの話だったように、今回は「波佐間編」 ということですね。
155頁「君は、いいね……」 と、だんだんと感化されていく辺りから面白くなってきました。冷静なタイプの人物が”熱” をもってくるのは好きな展開です。259頁「だが、本当は違う」 はちょっと泣いた。いや、大体わかってる展開だったんですけどね……? 追い討ちな感じで。
でも本当の追い討ちはここから。256頁「いよおおおおおおおおおおおおおおおおおし!!」 は、「who do you choose?」 のシーンに注目していたせいで、存在を完全に忘れてましたw


だいたいの伏線は解消されて、残るは刈谷戦ですかね。次も期待。