とらドラ7!
- 作者: 竹宮ゆゆこ,ヤス
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2008/04/10
- メディア: 文庫
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こんなふうに背を抱いてくれる腕が、今までにあっただろうか?
信じて預けたこの心を裏切らない腕が、他にあるだろうか?
停学が明け、大河が学校に戻ってくる。だがクリスマスを前に、何故か”いい子バージョン” になってしまう大河。不気味に感じるも、それはそれでいいことだと竜児は納得しかけるが……。
なんじゃこれ……。うぇ。
ひどい胸焼けが*1。文化祭で盛大にハジけた青春の5巻、ブチギレ大河で壮大に震わせてくれた6巻と続き、さて7巻なんですが……。なんでこんなにキツいんですか! かなりの虚脱感。ズモモッと元気が吸い取られていきましたよ。まあこんなのを面白いと言うんですが。
キャラクタを掘り下げる、とか言いますが、もうそんな次元じゃありません。どんどん肥大化していくキャラクタの、その圧倒的な”存在” 感。ここに展開される「とらドラ! ワールド」 に、誇張無しで、引きずり込まれてしまったようです。うあ。
以下はそんなアレなところ以外。56頁「あれあれ……亜美ちゃんてやっぱり、優しいのよねえ……」 そういや前回の生徒手帳のアレがありました。85頁「なんとなく背負ってみた母親の軽さに老いを感じ、ショックを受けました」 あるあるw 113頁「コマンド →にげる」 逃げてええええええええ!!!!
というわけで、異常なほどに針を振り切る面白さ、なこのシリーズ。8巻マダー? なんて思わずに、どれだけ8巻刊行が遅れてもいいように、今の気分は凍結させておきましょう。
*1:さっき食べた焼肉のせいではないはずです。