レヴィアタンの恋人 2
- 作者: 犬村小六,赤星健次
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/12/18
- メディア: 文庫
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「素直じゃないなあ」
ユーキはタマの首の後ろに片腕を回すと、そのままぐいっと自分の脇腹へ首を捻り込み、ヘッドロックの要領でぎりぎりと締め上げた。
「いででででっ。なにしやがる、放せっ!」
「白状しろ。この町の人たちが好きだろ?」
調布新町が襲われた事件から3ヶ月半、町は平穏を取り戻し、年に一度の「星夕祭」 がやってきた。祭りを楽しむユーキたち。だがその陰では、大規模共同体・白河コロニーとの戦端が開かれようとしていた……。
普通。
現在の状況と、ユーキが渋澤カヲルだったころの話が交互にされるんですが……過去話がまったくもって普通。現在の状況とほぼ一線で繋がるので、ただ長くてだるかっただけでした。まあ伏線のための話っぽいので、タケルとシュンの再登場に期待ということですね。
で現在の話ですが――177頁「タマぁ。タマぁ」 は萌え死ぬ。これはやばい……。凶器。凶器ですよ。あと42頁「どがっ、ぶくぶくぶく、ぶえー……」 あたり、新キャラの羽染静がいいですね。無表情でイジるキャラは好きですよ。
結局前置きの話ばかりで、なんだか上下巻の雰囲気。3巻は血飛沫内臓べろーんだそうです。