レヴィアタンの恋人 3

レヴィアタンの恋人 III (ガガガ文庫)

レヴィアタンの恋人 III (ガガガ文庫)

読了。

美歌子の動きにやや遅れて、光る水滴が空間に散っていた。
それは汗だろうか。湯浴みの名残かもしれない。尽きることなく、きらきら輝くそのしずくが美歌子から流れ出てくる。
薔薇色の唇がひらいた。
「小娘でもあるまいに」

調布新町々長の指揮の下に「武蔵野共同戦線」 800余名は、「白河軍」 1700余名に相対するため新宿を目指す。倍する数の相手に立ち向かう武蔵野勢は、久坂ユーキの特進種としての力あっての戦線だった。だが白河軍の戦術により、早々に戦力を分断されてしまう――。


無双。
予告どおり、血飛沫内臓べろーんが150ページ強。長すぎる……。まったく想像できないのでアレな描写はスルーなわけですが、流石にこれはかったるいです。どれほどかというと、1巻でも2巻でも気持ち悪かった鳥辺野*1ある意味、清涼剤になったぐらいです。148頁「うううんんんんこうううっ」 とかゾメッシーとか。ゾメッシーは斜め上すぎるw
他にも、103頁「もはや雨宮は一介の妖怪であった」 とか、”全然素直じゃないタマ” とか。231頁「どうせわたしの悪口とか言ってるんだ」 もうこの二人は本当もうアレですよね。アレ。過去の異性が絡んでくるフラグも立っちゃったりして。


この後に「とある飛空士への追憶」 なわけですが、あれを挟んで4巻はどう書かれるのか。まだ血飛沫べろーんでしょうか。不安と期待を半々に持ちつつ。

*1:特に2巻のイラストのところ。気持ち悪すぎて逆に笑えました。