黄昏色の詠使い6 そしてシャオの福音来たり
黄昏色の詠使いVI そしてシャオの福音来たり (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 細音啓,竹岡美穂
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2008/04/19
- メディア: 文庫
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「僕の
姓 名 って、先生知ってるはずですよね?」
が、ミラーの心中を欺くように、少女はすらすらと。
「なに、俺が知っていると?」
「イェレミーアスです、知ってますよね」
「なっ……!」
ネイトとクルーエルの学園生活などを描く短編集。
笑った笑った。
今更ですが、『かつては生徒だった教師陣』 という立ち位置はすごく美味しいんじゃないでしょうか。ネイトとクルーエルの甘酸っぱいやり取りもニヤニヤできて良いんですが、大人であり子供でもある脇役三教師の方も面白かったです。69頁「最強特性 <なんちゃって強運>」 は笑いが堪えきれませんでしたよ。
そんな学園コメディばかりでもなく、間奏ということで”繋ぎ” の短編では、またアレな単語が飛び交うわけですが……正直さっぱり意味がわかりません。次巻が出るころには忘れてること必至です。作者のサイトの単語集が必須ってことですか。
設定だけ出ていた”武闘派” 料理研究部や護身部もようやく登場。でもまあ、おそらく本編には二度と出てこないのでしょうが……。次も期待です。