きゅーきゅーキュート! 7

きゅーきゅーキュート!7 (MF文庫J)

きゅーきゅーキュート!7 (MF文庫J)

読了。

嬉しい、が両手を動かした。
楽しい、が両足を動かした。
感動が、心を動かした。
理刀は波を蹴るようにして、バシャバシャと歩き回った。この衝動を急いで抑え込まないと、どうにかなってしまいそうだ。
「もう、理刀ったら……」

深い眠りから目覚めたキュート。次の土曜に理刀とのデートを約束したのだが、それを聞きつけたスイートたちは”日替わりデート” を計画する――。


あああああ。ストレートすぎる……。
既刊を振り返ってみると、何かしら事件が起こって、ちょっとしたエロいイベントがあって、事件が終わって……というシリアス50%みたいな構成でしたが、今回は「ちょっとしたエロいイベント×6」 の、ハーレムラブコメ100%です。月〜土で一日一人。とっかえひっかえとは正にこのこと!許すまじ 1〜6巻で醸成されたハーレム具合がここに集約、というわけです。
ここでちょっと「おおっ」 と思ったのは、理刀の語り口が”本命” 以外では淡々とした印象を受けたこと。一人一回ずつアレなイベントが起きるわけですが、そのどれもこれもが一歩退いた目線なんですよね。ところが”本命” 相手だと……? という話。正直、ストレートすぎて辛かったりもしましたが……。楽しいことは楽しいんですけどね。


そろそろ終わりが見えてきた、かな? ここら辺りが丁度いい気もします。




余談。
読み終わって、”父親のイメージ像” がTo LOVEるのそれと重なったのは秘密です。小柄で悪魔っぽくて、でもしっかり強大。