零と羊飼い

零と羊飼い (一迅社文庫)

零と羊飼い (一迅社文庫)

読了。イラストでなんとなく回避してたものの、粗筋が面白そうだったので購入。

「医者としての意見が聞きたい?」
「医者じゃない者としての意見は?」
「あんたみたいなクズは、シャトルにでも乗って、さっさと死んだほうがいいわ」

地球に落ちてくる巨大な隕石に対して、打つ手のない人類は究極の手段を選択する。その概要とは、「『受けた力を同じだけの力で跳ね返す能力者』 を宇宙空間に射出」 するというもの。その対象者を選ぶため、閉ざされた地下施設でゲームは始まった――。


なんという超展開。こういうの見るの久しぶりだなあ。
とりあえず、イラストがほんわかしすぎてて全くイメージと合いませんでした。読んでいる時にはイラストを全く見なかった*1ので問題はありませんでしたが、イラスト見ながらだと結構辛かったんじゃないでしょうか。想像ですが。しかし元々のWebノベル*2(やゲーム) は作者も絵師も同じ人なので、多分に個人の感性の問題だと思われます。
って、Webノベルのイラストと小説版のイラストを比べてみると、小説版は腕が細くて頭でっかちになってるんですが……(これとか)。これじゃ不自然に感じるのも無理ないですよ! Webノベルの方は断然OKですよ?


なんだか規制とかで、ノベライズに際して情報が削られてる予感。これは多分、素直にゲームをやった方が楽しめるんじゃないでしょうか。

*1:外で読むときは挿絵のページを愛読者カードで隠すチキンです……。

*2:ちょっと覗いてみたら、ウォルシュがシャオリーを嫌いな理由が「カラードだから」 とか言ってますね。さすがに載せられなかったようで、小説版では理由自体が明言されてませんが。