いちばんうしろの大魔王

いちばんうしろの大魔王 (HJ文庫)

いちばんうしろの大魔王 (HJ文庫)

読了。

「すげぇ……さすが魔王だ……」
「全クラス委員最強と言われるカタブツの服部絢子を破った……というか落とした……」
「落としたというか、すでに落としていた……」

「将来の職業――魔王」 社会の役に立つ為に『コンスタン魔術学院』 に編入し、国家一級魔術師を目指す紗伊阿九斗。しかし初日にとんでもない予言をされてしまう……。


これは楽しい。
要はホグワーツ魔法学校で頭に乗った帽子が (ry 善であることを良しとする主人公が、知らず流されていく内に魔王がするような発言/行動を連発、次第に周囲の認識も「あいつは魔王だ」 になっていく……というドタバタ学園コメディですね。気楽に読んで素直に楽しめる話は久しぶりかも。
そして何といっても委員長が可愛すぎる。一途で純粋で誤解しやすいタイプとか……! どうも正ヒロインはけーなのようですが、主人公を意識しまくりな絢子の方が断然いいです。58頁「だからそれが辱めだと言っているのだ!」 とか……まあ、原因の半分は天然ジゴロな主人公のせいなんですが。ころね? 何それおいしいの?


2巻が出てるようなので買ってきました。これは期待。