マーベラス・ツインズ 3 双子の運命

マーベラス・ツインズ (3)双子の運命 (GAME CITY文庫 こ 2-3)

マーベラス・ツインズ (3)双子の運命 (GAME CITY文庫 こ 2-3)

読了。

「いつもと対して変わらない料理じゃないか」
小魚児は目をぱちくりさせて、屠矯矯を見つめた。
「でも、この肉は特別なんだよ」
「どうして?」
「だって、この肉は、李おじさんのとこからもらってきたんだもん。この肉はね――」

英雄である燕南天が悪人谷に連れていった、小さな赤ん坊――小魚児は、しかし十大悪人に悪事の限りを教え込まれて育っていった。やがて谷でも疎まれる「天下一の悪童」 となった小魚児は、谷を出る。


なんかどんどん地味に。
まあ、後半になって小魚児が成長して喋り出すようになってからは、ちょっと面白くなってきましたけど。やっぱり小魚児の人を食ったような会話が好きです。主人公のくせに前半はずっと空気だったからなあ。
今回語られるのは小魚児の出生の秘密と、それにまつわる燕南天の大立ち回り。この辺は漫画でよくある回想シーンみたいで、ちょっと飛ばし気味に読んでました。ですのであまり印象に残ってなかったり。逆に、最後の小魚児と万春流との会話はなんとも切ない気分になりましたけど。


次は来月発売ですか。やっと2巻後の時系列に戻ってくるようなので、楽しみ。