マーベラス・ツインズ契(ちぎり) 1 だましあい
マーベラス・ツインズ契 (1)だましあい (GAME CITY文庫 こ 2-4)
- 作者: 古龍,藤田香,川合章子
- 出版社/メーカー: 光栄
- 発売日: 2008/06/18
- メディア: 文庫
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「なに、してるの?」
慕容九妹は、うっとりと彼を見つめて、じりじりと近づいてくる。
「あたし、あなたに魔物を祓って欲しいの」
――魔物は、あんただよ。
小魚児、17歳――あのとき捨て身の鉄心蘭に助けられてから、小魚児は日々をぼーっと過ごした。あるときは見世物小屋で、あるときは厨房で、人目から逃れて過ごしていた……。
やあ、清々しい。
やっと小魚児のターン。とはいっても隠遁の身なので、正面きって舌鋒を切るシーンが少ないのが残念。まあ、黒蜘蛛がいじられキャラになった辺りからは調子が出てきたかな。こいつは顔からして良キャラなんですが、やっぱりその通りでしたよ。
39頁「でも、いまは涙が止まらないの……」 なんか、懐かしいノリです。127頁「――女、女め!」 とかも。205頁「そんなに鉄心蘭が大事なのか……」 ああ、やっぱりそういう関係に。これは期待。
次は8月。たぶん次もされ竜3→マーベラスツインズ5の順に読むと思います。