SH@PPLE ―しゃっぷる― 2

SH@PPLE―しゃっぷる―(2) (富士見ファンタジア文庫)

SH@PPLE―しゃっぷる―(2) (富士見ファンタジア文庫)

読了。

「すいません誤解です……」
すばらしいですニナ・ブライス。通じるじゃないか、ジャパニーズ大和言葉
恥じ入る雪国に、彼女はにっこりと微笑んでくれた。
……でも、英語の方もお上手ね。こちらで喋った方がお望みかしら子ブタさん?

温泉旅行に誘われた雪国(女装)。相手は胡蝶の宮と一駿河さん。嬉しさのあまり即答してしまったが、危険(?) はすぐそこに迫っていて……。


うーん、ラブコメ
1巻にあったアクセントとしての緊張感がなくなり、普通の男女入れ替えラブコメになってしまいました。まあ、温泉編ですしね……。仕方ないと言えば仕方ないんですが、ちょっと残念。
144頁「昨日のうちにボクを起こしてほしかった」 このあたりは”溜め” が入ったと思ったんですが、結局爆発せず、で終わったような。157頁「蜜が、なにか、しましたかっ?」 も、よくよく考えてみればあんまり解決してませんよね。この2つは3巻に持ち越しなのかな……。とりあえず個人的には、イラストにまでなってるダイナモ様が再登場しそうな予感がしますが。


3巻は炎上編ということで、流石に2巻よりは緊張感がありそう。期待。




余談。
胡蝶の宮は1巻の最後で雪国が女装してるのを見抜いて、その上で化けの皮がはがれるように温泉旅行に誘ったと思ったんですが……どうにも違ったみたいです。おかげで、移動中の電車や温泉での言動が、雪国をおちょくってるように見えて、「エリスと役割被ってなくね?」 とか思ったり。