学園カゲキ! 4

学園カゲキ! 4 (ガガガ文庫)

学園カゲキ! 4 (ガガガ文庫)

読了。

俺は下校する生徒たちとすれ違った。
「先生さようなら」
「おう、気をつけて帰れ」
返事が素っ気ないのは俺が悪役だからだ。悪役は愛想よくしてはいけない。
「先生また明日!」
「おう。怪しい男について行くんじゃねえぞ」

筋肉バカ・力丸、小学生ボディ・きらら、不良教師・ジョー先生、天然系・真白――それぞれが挑む片思いの決着とは。


まあまあ。
今回は、とある一日の出来事を多人数の視点で語っていく話。いきなり第一話で描写がすっ飛んでたりして、驚きましたが、違う人物の視点で後からフォローが入ったりするので、とりあえずそこは安心。視点人物は五人いますが、人によっては同じ出来事でも違う考えをしていたりして、その辺の構造は結構しっかりしています。そして、そのほとんどが新キャラ。1巻から出ずっぱりなのは加賀雅弥だけ、って……主人公どこ行った!
129頁「しょうがない、面倒だが助言くらいはしてやるか」 これはいいツンデレ。あと、第三話くらいから思ってたことですが、構造に勘付いても目次を読み返してはいけません。スルーしましょう。192頁「ちなみに私は基本的にノーブラです」 これは……っ! 219ページのイラストはのっぺらぼうなのに……!


時系列としては3巻より前かな。……とりあえず、なんかシリーズ迷走中です! な感じの雰囲気がプンプンしてるので(あとがきが)、そろそろ別のシリーズを書いてもいいかと思いますが。