AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)

読了。アウラと言えば谷村新司

「ど、どりせんは? 電話もらったんだけど……どうして良子がここにいるんだ?」
「電話はリサーチャーがしたものであり」
「ハッ! 嘘だね。リアルどりせんの声だったね!」
『愛だよ、メンズ。愛の探索だ』
良子がどりせんとそっくりな声を出した。

その日、教科書を取り忘れた俺は、夜半に忍び込んだ学校で彼女と出会った。教室に向かう階段の踊り場。冷たい月の光のスポットライトを浴び、闇を見据えている少女。美しい――。そこには、人を惹きつけるオーラを放つ青の魔女がいた。


これはひどい。超恥ずかしい(もちろん褒めてます)。
「流行の学園ラブコメを目指してみる(仮)」 から、何やらファンタジーなタイトルに変わってしまったので、別作品かな? とか思ってましたが、どうやら同じ作品みたいです。目指した結果がこれなのか……! 学園ラブコメというよりは、青春小説です。それも爽やかな方ではなく、イタい方の青春。ああ恥ずかしい恥ずかしい。なんか恥ずかしいときって背中に変な汗かきません?
78頁「バンダイじゃねーかよ!」 ここに至ってもまだ、カモフラージュのための音声だと思ってましたよ。287頁「本家か? こちら<ライトファング>」 (∩゚д゚)アーアーきこえなーい 329頁「姉貴の弁護シャウトが聞こえてきて」 不覚にも感動した。でもこの人ちょっと怖いです……。340頁「あんたの差し金だったのか!」 ここが一番吹いた。この後の展開からして、尾崎さん(普通メンバー) が耳塞いでたのって、実は古傷だったから、だったり?


もうなんか田中ロミオは鉄板になってしまいました。需要とか気にせず書いてください。次も期待。




余談。
なんでこんなに恥ずかしいのか、邪気眼なんてやった覚えは……なんて思っていて、「おまえらがやった授業中の暇潰し」を見て思い出しましたが、>>41やら>>206みたいなことに覚えがあるからですね……。ああ怖い怖い。