狂乱家族日記 拾さつめ

狂乱家族日記 拾さつめ (ファミ通文庫)

狂乱家族日記 拾さつめ (ファミ通文庫)

読了。

戦う決意は万全だった。
もう千花は鳴いてばかりだった姫宮千子じゃない。ちいさな千子じゃない。こんなに大きくなったのだ。友達もできた。ちょっとは成長したはずだった。宿敵たる『死なない少女』 といつか巡りあっても、。正面から迎え撃って打ち破る決意はできていた。
なのに現実はどうだ。

「世界会議」 に出席するため、狂乱家族は一家総出で神聖合衆国へ旅行に行くことになった。何が起こるか分からない、移動手段すら謎のまま、一家は指定された場所――テーマパークへ赴く。


こっちの方が楽しいかな。
日日日を連続で読んだわけですが、魔女の〜3巻よりは狂乱10巻の方が面白かったですね。まあこの二つはテンションが違いすぎるので、前者がどんよりしてるのは仕方ないんですが。狂乱はアニメも見てますし、やっぱり楽しいイメージになりますね。
というか閻禍の話が気になりすぎて仕方ないんですが。色々伏線ありましたし、この巻だけ見てもバッドエンド直行ルートなんですが、そうなってほしくない、と思ったりします。私は基本的に、誤解が招く○×△な展開はツボに入ってしまいます。
242頁「どうじゃ? これがいわゆる『変わるわよ?』 じゃ」 これは吹いたw 291頁「僕は相変わらず凶華の凶華語が解読できませんが」 ああこれは和む。完全にひとりぼっちな展開は良かったですね。


なんかラストがアレなことになってますが、絵師あとがき的に何とかなりそうです。”転生” みたいなことになるのかな。次も期待。