スカイ・クロラ The Sky Crawlers

スカイ・クロラ ナビゲーター (日テレbooks)

スカイ・クロラ ナビゲーター (日テレbooks)

観賞。

「最初は誰も知らなかった。
知っていても、信じなかった。
でも、だんだん噂が広がっていく。
戦死しない限り死なない人間がいるって」

完全な平和が実現した世界で、大人たちが作った「ショーとしての戦争」。そこで戦い、生きることを定められた子供たちがいる。思春期の姿のまま、永遠に行き続ける彼らを、人々は”キルドレ” と呼んだ――。


観てきましたよ。原作既読。
原作ではモノローグが大半となるので、そこで受けた印象は映画というメディアで再現できるのか……というと、まあ無理なわけですが、戦闘機の空戦シーンを一番に楽しみにしていたので*1、些細なことですよ。それに世界観や人物像に違和感もありませんし。
しかしこの空戦シーン、初っ端のティーチャの戦闘は目をみはるほどに興奮したんですが、以降はなんだか速すぎて目がついていきませんでした……。泣ける(眼精疲労的な意味で)。目というより、理解が追いつかなくて戦闘機の軌道が分からなかった*2だけかもしれませんが。そういうわけで、空戦シーンはあっという間に終わってしまった感があります。なんか残念。
ラストの展開については、あー、そっちかー、としか。まあ映画は単品モノなので、あそこで原作通りだと意味不明すぎるかな、とは思います。今のままでも十分アレで、終わった後に隣のカップルの女性が「へ?」 みたいな気の抜けた声を出してたのを覚えてます。やっぱり予備知識がないと辛いよなー、と思った瞬間。


原作に未だ残る謎に、何かしらのヒントが得られるかも、と思いましたが、やはり別物と考えたほうが良さそうです。コールサインもオリジナルのものになってるみたいですし。犬種らしいですよ(パンフレットより)。

*1:原作ではイメージしにくいですし。

*2:大作戦のあとで三ツ矢がティーチャの軌道を説明したような、あんなイメージを取り込みたかったんです。