L2 詐欺師フラットランドのおそらくは華麗なる伝説

L 2 詐欺師フラットランドのおそらくは華麗なる伝説 (富士見ファンタジア文庫)

読了。マーベラスツインズがなかなか売ってなくて困りました。

「…………脚、震えてるわよ」
「し、仕方ないだろ！ ムカつくのはムカつくけど、怖いのも怖いんだよッ！」
「ったく……いつからそんな不器用になったの」
苦笑半分、呆れが半分。ほんの少しはやっかみなども加えて、叫ぶ。
「行ってきなさい！ 生きてたら、フォローくらい入れてやるわよ ! !」

ほらを吹くと炎を吹く体になってしまったバーンと竜徒の少女アーティアは、開拓街カピロサへ《息吹》 を摘出する手段を探しに訪れた――。

まあまあ面白かった。
というより、ヘタレ主人公が奮い立つのが好きなんですよね。前回よりはちょっと物足りない気がしますが、まあこんなもんでしょう。サンササンがアレだっただけｎ 今回はアーティアとバーンの、かつての近しい人がお互いに出てくるので、なかなか美味しい展開です。
138頁「度肝への急襲である！」 やっぱこいつがいないと。246頁「はい良いシャウトありがとう！……だったら、こんなとこで死んでらんないよな ! ?」 今回一番良かったのはここですねえ。

しかしブロック以下、今回新登場のヴィッテマもですが、なかなか良いキャラですね。テンプレっちゃテンプレですが。次も期待。