丸鍋ねこ改造計画(仮)

丸鍋ねこ改造計画(仮) (MF文庫J)

丸鍋ねこ改造計画(仮) (MF文庫J)

読了。

「そっ!」
んなことないの……とかなんとか、下を向いてもごもご言っている。はっきり言わないところを見ると自覚はあるようだ。
――しかし……。
リクは頬がゆるむのを抑えられなかった。
――かわいい……! こやつ……かわいすぎる……!

笑わない。怒らない。泣かない。そしてどんなイケメンに告白されたって揺るがない――。完全ノーリアクションなクラスメイトの丸鍋ねこ。ついた渾名は難攻不落の「要塞」……。お調子者の春田陸は、そんな彼女から反応を引き出すため、”丸鍋ねこ改造計画(仮)” を開始する。


タイトル買い? かな。面白かった。
というか「いつまで経っても(仮) 取れないなー」 とか思ってたので、店頭で見かけた時に盛大に吹いたわけですよ。これは買わずにはいられない……っ! ということで。内容はタイトル通り、無表情ヒロインから感情を引き出すために主人公が四苦八苦、というハイテンションコメディ。基本的におバカな主人公で、アキカン! のカケルを少し幼くしたイメージですね。
38頁「だってあなた金星人」 序盤はここぐらいしか笑わなかったんですが、159頁「それ、『あっ、しまったついつい食べちゃった』 の略だろおおおおおおおおっ?」 が完全にツボでした。この後の右手家庭崩壊はヤバかったです*1。213頁「ちょっとだけ、イラッときた」 これは仕方ないw


地雷も覚悟でしたが、けっこう楽しめました。地を駆ける虹を買うほどではないですが……。次はあるかな?

*1:in電車。