女帝・龍凰院麟音の初恋

女帝・龍凰院麟音の初恋 (一迅社文庫)

女帝・龍凰院麟音の初恋 (一迅社文庫)

読了。新刊がたまってますが、図書館から借りてきてる本の期限が迫ってきてるので、一旦そちらを優先に。

「おい、おまえ、なかなかやるな! 名前を聞かせろよ!」
「おっぱい! おっぱい! おっぱい! おっぱい! おっぱい! おっぱい!」
猛スピードでママチャリの少年は走り抜けていく。
『おっぱい! おっぱい!』 という叫び声がドップラー効果で半音下がるのを、ヤスシは空しい気分で聞いた――

とてつもなく大きな屋敷で目が覚めた悠太。「学園の女帝」 と呼ばれる龍凰院麟音の家で、悠太は夏休みの1ヶ月の記憶がすっかり抜け落ちていることを気付かされる。同時に記憶を失くしているらしい、麟音が言うには……「わたしたちは、恋人同士だったのだ」 らしい ! ?


( ゚∀゚)o彡゜
面白かったです。ただ「殺×愛」 の頃も思ってましたが、どうにもテンポが合わない箇所が散見されるんですよね。ところどころ歯車が噛み合ってなくて、力がうまく伝達してきません。具体的に言うと、「ふにゃぁん」 とか「げぼらーっ ! !」 とか「うるさいうゆさいうゆしゃーい ! !」 とか。私は、脳内で声に出して一つ一つ読んでいくタイプなのですが*1、こういう台詞って再生できないんですよね……。なんか漫画的。
110頁「今回のデートの再現でコレが一番楽しみだったのだ」 付箋引いた所見たら、やっぱり↑のような台詞は入ってないですね……。うん。他にも165頁「なんつーか……ありがとな、麟音」 とか185頁「俺にとって手料理ってのは特別なものなんだよ」 とか。ていうか付箋引いた箇所だけダイジェストで見ていくと、かなり好みな感じなんですが! うーん、残念だ……。


同時発売の「ひめぱら」 は、なんとなくスルー。こっちは次も買いますよ。期待。

*1:一冊読むのにすごい時間かかります。